ユネスコ分担金(読み)ゆねすこぶんたんきん(英語表記)UNESCO contributions

知恵蔵mini 「ユネスコ分担金」の解説

ユネスコ分担金

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関/UNESCO)に対し加盟国が支払う負担金の一つ。ユネスコへの負担金としては、他に加盟国による任意の「拠出金(信託基金)」がある。2014年度で、ユネスコ分担金の拠出率1位は米国(22%)、2位は日本(10.834%、約37億円)、3位ドイツ(7.142%)、4位フランス(5.593%)、5位イギリス(5.179%)であり、上位20カ国で84.491%を占めている。ただし米国は、パレスチナのユネスコ加盟に反発し11年から支払いを停止している。また15年に中国が「南京大虐殺」関連資料をユネスコの世界記憶遺産申請、登録されたことに日本が反発、菅義偉官房長官は同年10月13日の記者会見で分担金の停止・削減を検討すると述べた。

(2015-10-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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