日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ユンガー(Friedrich Georg Jünger)ゆんがーFriedrich Georg Jünger(1898―1977) ドイツの詩人、小説家。E・ユンガーの弟。ハノーバー生まれ。兄エルンスト同様、軍務を経験してのち就学、弁護士を経て1926年以後自由著作家となる。詩人としてはドイツ古典主義の影響が濃く、批評活動ではヒューマニズムの立場をとる。『ドイツ詩におけるリズムと言葉』(1952)は現代詩学の焦点をとらえる重要な詩論。ほかに小説『二人姉妹』(1956)など。[三木正之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例