ユーリー リュビーモフ(英語表記)Yurii Petrovich Lyubimov

現代外国人名録2012の解説

ユーリー リュビーモフ
Yurii Petrovich Lyubimov


専門
演出家;俳優

肩書
タガンカ劇場総監督

生年月日
1917/9/30

出生地
ロシア・ヤロスラブリ

学歴
ワフタンゴフ劇場付属シチューキン演劇学校〔1939年〕卒

経歴
1940年から兵役。’47年モスクワのワフタンゴフ演劇学校で教える傍ら、俳優として舞台・映画に出演。’63年演出したブレヒト「セチュアンの善人」が大ヒットして、’64年タガンカ劇場創設とともに首席演出家に就任。’71年故ウラジーミル・ヴィソツキー主演「ハムレット」を斬新な方法で演出し国際的な反響を得た。「世界を震撼させた男」「タルチュフ」「ラッシュ・アワー」「母」「罪と罰」などを次々に上演。しかしプーシキン作「ボリス・ゴドゥノフ」などの上演が禁止され、上演できた「巨匠とマルガリータ」「川岸の館」などは社会的に鋭い問題を提起したため、ソ連共産党中央委員会などから痛烈な批判を浴びせられた。’84年ロンドン滞在中、文化省により首席演出家を解任。同年7月ソ連最高会議は“長年にわたる反国家的活動”を理由にソ連市民権剥奪、党も除名された。’87年イスラエル市民権取得。以後、海外で演劇活動を続けていたが、’88年と’89年二度にわたって一時帰国が認められ、古巣のタガンカ劇場で「ジヴォーイ」「ボリス・ゴドゥノフ」などの演出を手掛けた。’89年5月ソ連市民権回復。’90年1月5年ぶりにタガンカ劇場の総監督に再就任し、「カラマーゾフの兄弟」やソルジェニツィン作「特殊収容所」などの問題作を次々に発表。’93年3月初来日し、代表作の「ボリス・ゴドゥノフ」と「罪と罰」を上演。’99年ハンガリアの市民権取得。2007年9月90歳の誕生日を迎えロシア国家から祝福を受ける。

受賞
旭日小綬章(日本)〔2007年〕 ソ連国家賞〔1952年〕;ロシア人民芸術家〔1991年〕;ロシア国家賞〔1997年〕

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」(2012年刊)現代外国人名録2012について 情報

今日のキーワード

檄を飛ばす

自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。[補説]誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表した「国...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android