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ヨハネス[ソールズベリーの] Johannes

世界大百科事典 第2版の解説

ヨハネス[ソールズベリーの]【Johannes】

1115ころ‐80
12世紀ヨーロッパを代表するイギリスの文筆家,人文主義者。英名ジョンJohn。ソールズベリーSalisburyの近くで生まれ,フランスに渡ってパリ,シャルトルで弁証論,文法,修辞学,神学を学ぶ。アベラールギヨーム・ド・コンシュ,ギルベルトゥス・ポレタヌスに師事したほか,クレルボーのベルナールとも親交があり,T.ベケットに仕え,そのカンタベリー大聖堂での殺害を目撃するなど,この時代の学問・文芸活動および社会的激動のただ中に身を置き,〈12世紀ルネサンス〉の立役者の一人となる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のヨハネス[ソールズベリーの]の言及

【シャルトル学派】より

…シャルトルのベルナールはプラトンの《ティマイオス》に従って自然有機体説をとなえ,ベルナルドゥス・シルウェストリスはこれに生命を与える〈宇宙霊魂〉を神的なものに高めて汎神論的傾向をおびるに至った。このプラトン主義のゆえにイデアの実在が説かれ,ギルベルトゥス・ポレタヌスとソールズベリーのヨハネスはこれを主張したが,同時にアリストテレス主義に従って個体概念の成立にも関心を示した。ヨハネスはこの学派の中心人物で,古典にもとづく人文主義を掲げ,修辞学を盛んにしたほか,叙任権闘争においては自然法を実定法に優先させる考えを示して,これに反する君主を抹殺すべきことを説いた。…

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