ライネッケ塩(読み)ライネッケエン

化学辞典 第2版 「ライネッケ塩」の解説

ライネッケ塩
ライネッケエン
Reinecke salt

trans-NH4[Cr(NCS)4(NH3)2]・(2/3)H2O.チオシアン酸アンモニウム二クロム酸アンモニウムからつくられる.赤紫色のりん片状結晶.光に対して不安定である.極性溶媒に易溶.プロリンヒドロキシプロリンなどのアミノ酸や,アルカロイドの分離試薬として用いられる.[CAS 13573-16-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android