ラクタム-ラクチム互変異性(読み)ラクタムラクチムゴヘンイセイ(英語表記)lactam-lactim tautomerism

化学辞典 第2版 の解説

ラクタム-ラクチム互変異性
ラクタムラクチムゴヘンイセイ
lactam-lactim tautomerism

環状化合物に組み込まれたアミドとイミノヒドリンとの間の互変異性.一般に,ラクタム形のほうが安定である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ラクタム-ラクチム互変異性
ラクタムラクチムごへんいせい
lactam-lactim tautomerism

プロトトロピーに属する互変異性の一例で,ラクタムはラクチム構造をとることができる。歴史的にはイサチンの例が有名である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android