日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラグーザ(イタリア)」の意味・わかりやすい解説 ラグーザ(イタリア)らぐーざRagusa イタリア、シチリア島の南部、ラグーザ県の県都。人口6万8346(2001国勢調査速報値)。イブレイ山地の南麓(なんろく)、イルミーニオ川右岸の標高497メートルに位置する。市は旧市街のラグーザ・イブラと1693年の地震後に形成された新市街ラグーザ・スペリオーレの二つの核から構成される。農産物の取引や瀝青(れきせい)の採掘が行われてきたが、1953年に付近で油田が発見されたことによって精油業も発達した。75キロメートルの石油パイプラインでイオニア海岸の町アウグスタと結ばれている。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例