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ラザルス分類群 らざるすぶんるいぐん Lazarus taxa

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知恵蔵2015の解説

ラザルス分類群

ある時に化石の記録から消えて絶滅したようにみえるが、後の時代になって再び出現する分類群のこと。一般に本来の個体群の大きさが極めて小さくなった場合、個体が化石となって保存される確率も低くなる。環境条件が悪化すると、生物はそれまでの生息地から離れて、新天地を探して生存し続けることがある。このような場合、広域の野外調査文献調査が徹底していないと、その分類群は絶滅したものだと認定されがちである。ラザルスとは、『新約聖書』のヨハネの福音書11章と12章に記述されている人物。ベタニアの姉妹マリアマルタの弟ラザロのことで、イエスの奇跡により死から蘇ったとされる話にちなんだ用語。

(小畠郁生 国立科学博物館名誉館員 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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