ラスカラトス(英語表記)Laskaratos, Andreas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラスカラトス」の意味・わかりやすい解説

ラスカラトス
Laskaratos, Andreas

[生]1811.5.13. ケファリニア島
[没]1901.7.28. アテネ
ギリシアの小説家詩人。 D.ソロモスの跡を継ぎ,イオニア派を代表する一人となった。 1859年ザキンソス島で風刺雑誌『リフノス』を創刊小説『ケファリニア島の秘密』 Mystiria tis kefallonias (1856) ,『この人を見よ』 Idou o anthropos (86) で聖職者を激しく攻撃し,盲目的な信仰に生きる貧しい民衆を描き出した。『詩集』 Stichourgia (72) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android