ラリン・キュオスティ(英語表記)Larin-Kyösti

20世紀西洋人名事典 「ラリン・キュオスティ」の解説

ラリン・キュオスティ
Larin-Kyösti


1873.6.5 - 1948.12.2
フィンランド詩人,劇作家
本名Kaarlo Kyösti〉 ラルソン〈Larson。
農漁村の自然と生活に親しみ、スウェーデンの詩人ベルマンやフレーディングの影響を受ける。1897年ロマンティックな民謡調の叙情詩「この少年の春の喜びの声」で文壇にデビュー。後にフィンランドの詩人レイノ風の神秘的な叙情詩を発表。他の作品に、「バラード」(1913年)、「荒野幻影」(’15〜17年)など50余りの詩集と、小説・戯曲・翻訳がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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