ラルフ ネーダー(英語表記)Ralph Nader

現代外国人名録2016 「ラルフ ネーダー」の解説

ラルフ ネーダー
Ralph Nader

職業・肩書
消費者運動家,弁護士

国籍
米国

生年月日
1934年2月27日

出生地
コネティカット州ウィンステッド

学歴
プリンストン大学卒,ハーバード大学ロースクール卒

受賞
年間最優秀青年十人(米国青年商工会議所)〔1967年〕,ウッドロー・ウィルソン賞〔1972年〕

経歴
両親はレバノンからの移民。1958年コネティカット州で弁護士を開業。’61〜64年フリーランスのジャーナリストとしてヨーロッパソ連ラテンアメリカアフリカの各地を旅行。’65年ゼネラル・モーターズ(GM)の欠陥車を告発した著書「どんなスピードでも危険」で一躍有名となり、’68年には若い弁護士グループ“ネーダー突撃隊”を率いて大企業や政府の不正を相次いで摘発。その範囲は自動車公害から危険食品にまで及び消費者運動の旗手となる。’97年にはマイクロソフト社に対し反トラスト法(独占禁止法)の適用を求める運動に乗り出す。この間、’67〜68年プリンストン大学講師を務めた。’80年公共市民財団の代表となる。ネイティブ・アメリカンの権利保護、環境保全、原発反対などの問題でも活躍。’92年、’96年、2000年、2004年、2008年と大統領選に立候補するが敗退。他の著書に「死を招く欠陥車」(1971年)、「アメリカは燃えている」(’72年)、「消費者と公害」(’73年)、「原子力エネルギー脅威」(’79年)、「The Lemon Book」(’80年)、「Who’s Poisoning America?」(’81年)、「The Big Boys」(’86年)、「The Good Works」(’93年)、「No Contest」(’96年)、「The Ralph Nader Reader」(2000年)、「The Seventeen Solutions」(2012年)、「Unstoppable」(2014年)など多数。1989年3度目の来日

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ラルフ ネーダー」の解説

ラルフ ネーダー
Ralph Nader


1934.2.27 -
米国の消費者運動家,弁護士。
元・プリンストン大学講師。
コネティカット州ウィンステッド生まれ。
プリンストン大学卒,ハーバード大学卒。
苦学して大学を卒業後、1959年に弁護士を開業し、’65年に「どんなスピードでも自動車は危険」を書き、ゼネラル・モータースの欠陥車を告発した。’72年には上下両院議員の勤務評定と資金源を公表、また、インディアンの権利保護や、環境保全、公害問題などの運動を展開する。著書は他に「What to do with your bad car」(’71年、共著)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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