ランズクローナ(読み)らんずくろーな(英語表記)Landskrona

デジタル大辞泉 「ランズクローナ」の意味・読み・例文・類語

ランズクローナ(Landskrona)

《「ランツクルーナ」とも》スウェーデン南西部の都市ヘルシンボリの南約20キロメートルに位置し、エーレスンド海峡に面する不凍港をもつ。15世紀にカルマル同盟デンマーク王エーリク7世により建設され、交易拠点として発展。16世紀建造のルネサンス様式の要塞有名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ランズクローナ」の意味・わかりやすい解説

ランズクローナ
らんずくろーな
Landskrona

スウェーデン南部、スコーネ地方の港湾都市。人口3万8297(2001)。イョーレ(エアスン)海峡を挟んでデンマークに相対する。造船所、農業種苗の大会社がある。古くから漁港としてソーデルセービーSödersäbyの名で知られた。1413年都市権を得て現名称となり、ルネサンス風の要塞(ようさい)が築かれたが完成をみず、都市の発展は停滞した。19世紀に入り、不凍港を有することからその価値を再認識されて発展した。16~17世紀建造の要塞とベイブルスホルム種苗園の花壇が美しい。

[中島香子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android