日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラ・オロヤ」の意味・わかりやすい解説 ラ・オロヤらおろやLa Oroya ペルー中部、アンデス山脈のセントラル山脈中にある鉱業都市。首都リマの北東190キロメートル、標高3826メートル。ヤウリ川とマンタロ川の合流点に位置する。人口2万9258(1993)。大精錬所があり、北部のセロ・デ・パスコなどの鉱山の産出する銅、銀、亜鉛を精錬する。ほかに蒼鉛(そうえん)(ビスマス)、ヒ素、カドミウムなども産する。住民の多くは鉱山関係者である。リマからはアンティコーナ峠(4843メートル)を通って幹線道路と鉄道が通じている。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例