リオトロピック液晶(読み)りおとろぴつくえきしょう

世界大百科事典(旧版)内のリオトロピック液晶の言及

【液晶】より

…これに対して液晶では,それを構成する分子がある方向では規則性をもって並び,光学的性質などに異方性を示すが,また柔軟性や流動性などの液体としての性質ももっている。 液晶は,液晶相となる条件から,ある温度範囲で液晶となるサーモトロピック液晶thermotropic liquid crystalと,水やその他の極性溶媒と混合した状態で液晶となるリオトロピック液晶lyotropic liquid crystalとに分類される。前者では,温度を上げていくと固体(結晶)→液晶→通常液体→気体へと変化し,後者では溶媒の量を増していくと,固体→液晶→通常液体という変化を示す。…

※「リオトロピック液晶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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