リチャード トンプソン(英語表記)Richard Thompson

現代外国人名録2016 「リチャード トンプソン」の解説

リチャード トンプソン
Richard Thompson

職業・肩書
ギタリスト

国籍
英国

生年月日
1949年

出生地
ロンドン

グループ名
旧グループ名=フェアポート・コンベンション〈Fairport Convention〉

勲章褒章
OBE勲章〔2011年〕

経歴
音楽好きの家庭に生まれ、スコティッシュ・フォーク、ロックンロールジャズクラシックなどを聴いて育つ。スクールバンドでの活動を経て、1967年イアン・マシューズらとフォークロックバンドのフェアポート・コンベンションを結成し、ギターを担当。’68年アルバム「フェアポート・コンベンション」でデビュー。’69年女性ボーカリストのサンディー・デニーを迎えて制作された3枚目のアルバム「アンハーフブリッキング」が高い評価を受け、ブリティッシュ・フォークロックの旗手として一躍世界的に知られる存在となった。’71年脱退し、’72年のファーストソロアルバム「Henry The Human Fly」を皮切りにソロでの活動を開始。同作でコーラスを務めた女性ボーカリストのリンダ・ピータースと結婚後は、彼女とのコンビで「I Want to See THE Bright Lights Tonight」(’74年)、「Pour Down Like Silver」(’75年)などを世に送り出し、’82年「Shoot Out The Lights」が米国のロック専門誌「ローリング・ストーン」の年間ベストアルバムに選ばれた。同年リンダと離婚後は再びソロとしての活動を再開し、’91年のアルバム「Rumor & Sigh」はグラミー賞候補にもなった。’92年3月同時代に米国でフォークロックを創り出したザ・バーズのリーダー、ロジャー・マッギンと初のジョイント・ツアーを敢行。’93年にはフェアポート・コンベンションと並ぶブリティッシュ・フォークロック・バンドであるペンタングルのメンバーであったダニー・トンプソンとのデュオを結成し、来日公演も行った。また、映画音楽の分野でも活躍し、2005年ヴェルナー・ヘルツォークの記録映画「グリズリーマン」の音楽を手がけた。2011年OBE勲章を受ける。英国フォークロックを代表するギタリストで、ロバート・プラント、REM、エルビス・コステロらのアルバムに参加した他、「ローリング・ストーン」誌によるベスト・ギタリストにも選ばれている。他のアルバムに「First Light」「Mirror Blue」「Mock Tudor」「Dream Attic」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「リチャード トンプソン」の解説

リチャード トンプソン
Richard Thompson


1949.4 -
英国のギター奏者。
ロンドン生まれ。
1967年フェアポート・コンヴェンションを結成し、エレクトリック化した演奏イギリスの伝統的な古典民謡に新風を吹き込む。’71年に同グループを離れ、翌’72年にリンダと結婚、以後10年後に離婚するまでリチャード&リンダ・トンプスンの名でアルバムを発表した。リンダとの離婚後は、ソロで活動するかたわら、多くのアーティストの作品に参加している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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