リチャード ロング(英語表記)Richard Long

現代外国人名録2016 「リチャード ロング」の解説

リチャード ロング
Richard Long

職業・肩書
彫刻家

国籍
英国

生年月日
1945年6月2日

出生地
ブリストル

学歴
ウェスト・オブ・イングランド・カレッジ・オブ・アート,セント・マーティン美術学校〔1968年〕卒

受賞
ターナー賞〔1989年〕,世界文化賞(彫刻部門,第21回)〔2009年〕

経歴
大地をキャンパス作品を制作する“ランド・アート”の代表的な美術家。美術学校在学中の1967年草原を往復した痕跡を写真で記録した「歩行による線」を発表。’68年デュッセルドルフで初個展開催。’76年ベネチア・ビエンナーレで英国を代表して国際的に注目を浴びる。’89年英国で最も権威のあるターナー賞を受賞。世界の辺境を徒歩で旅することが造形源泉となり、自然と人間の行為のかかわりをテーマとして多くの作品を発表し、“歩行の芸術家”とも称される。主な作品に「South America」(’72年)、「Twelve Works」(’81年)、「Nile」(’90年)、「River to River」(’93年)、「Mirage」(’97年)、「From Time to time」(’97年)、「Midday」(2001年)、「A Moving World」(2002年)、「Walking the Line」(2002年)などがある。共著に「リチャード・ロング山行水行」がある。1996年日本初の本格的な個展「リチャード・ロング山行水行」を開催。2009年大規模展覧会をロンドンのテート・ブリテンで開催。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「リチャード ロング」の解説

リチャード ロング
Richard Long


1945 -
英国の造形作家。
ブリストル(南イングランド)生まれ。
1962〜66年ブリストル美術学校に学び、ノルウェーペルーケニア、日本など世界各地を歩き、作品を制作する。高原や川で小枝や石を直線、円環状に並べるという作業を行い、美術館画廊の中で、その場所を記録した写真、地図、石、小枝とともに展示する。彼自身の歩行の記録と人間と自然との関わりを簡潔に表現したものである。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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