リットン,E.G.Earle B.(読み)りっとん

世界大百科事典(旧版)内のリットン,E.G.Earle B.の言及

【イギリス文学】より


【詩】
 どの国の文学の歴史を見ても,芸術様式としては散文より先に韻文(詩)が完成されるのがふつうである。それは日常性より高められた言語の用法であり,背後には宗教,呪術,儀式などがあったのかもしれない。やがて,しばしば,職業的な吟遊詩人による〈語り〉の芸術としての詩の発達が見られる。英詩の歴史も例外ではなかった。しかし英詩の歴史の特徴は,それが劇芸術の言語媒体としていっそうの発達をとげたことである。イギリス文学の主流が詩であったという事情は,このような史的背景をもつ。…

【ブルワー・リットン】より

…イギリスの小説家,政治家。本来の姓はブルワーであったが,母方の財産を継いでその家名リットンを加えた。またリットン卿と呼ばれるのは,政治家として貴族(男爵)に列せられたためである。上流の出身で,ケンブリッジ大学卒業後社交界に出入りし,やがて政治家,小説家として華やかにデビューした。作品は多く,社交界小説,政治小説,犯罪小説,怪奇小説,未来小説など多様であり,深さや芸術性には欠けるものの,時代の好みや風潮を巧みにとらえて広い読者に迎えられた。…

※「リットン,E.G.Earle B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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