リピーターハブ(読み)りぴーたーはぶ

デジタル大辞泉 「リピーターハブ」の意味・読み・例文・類語

リピーター‐ハブ(repeater hub)

コンピューターネットワークハブ一種。ある端末が送ったデータを、ネットワークに接続されたすべての機器に送信する。構造が単純で安価だが、規模が大きくなると負荷が増大する。スイッチングハブの普及後、あまり使われなくなった。シェアードハブ

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「リピーターハブ」の解説

リピーターハブ

OSI参照モデルの第一層で動作するネットワーク機器で、ホストから受け取った電気信号を増幅して他のポートに流す働きを持つ集線機器。一般的に「ハブ」というときはリピーターハブを指すことが多い。リピーターハブでは、1つのポートに入ってきた電気信号を増幅し、それ以外のすべてのポートに送り出す。各ホストは、それが自分宛の信号であれば受け取り、そうでなければパケットを破棄する。リピーターハブでは、すべてのポートに信号が送られるため、2台以上のホストが同時に信号を送るとコリジョン(データの衝突)が発生する。コリジョンが起こると信号が破棄されてしまうが、リピーターハブでは接続台数が増えるとコリジョンが発生しやすくなり通信効率が下がる。こうしたことから、現在は送信先のホストがつながっているポートにだけパケットを送る「スイッチ」が主流である。

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