コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

リングプロテクション りんぐぷろてくしょん

1件 の用語解説(リングプロテクションの意味・用語解説を検索)

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

リングプロテクション

セキュリティーやシステムの堅牢性を高めるために設けられたCPUの動作モード。たとえば、無制限のCPUの動作を許すリング0から、特定のメモリーにしかアクセスできないようなリング1、などのモードを持つ。前者をカーネルモード、後者をユーザーモードなどとも呼ぶ。あるOS上のアプリケーションに、あらゆる命令を許可してしまうと、たとえば、アプリケーションが不都合を起こしたり、ウイルスに犯された場合、OSが管理するメモリー空間を破壊したり、ハードディスクデータを破壊することにもつながる。そこで、OSは、そうした特権的な命令を実行できるのは自分だけだとして、アプリケーションを監視。もしアプリケーションが特権命令を発行した場合、CPUにストップをかける仕組みになっている。逆に、本当にアプリケーションがハードディスクへのアクセスが必要なら、そうした命令はOSが受け取り、アプリケーションに替わって特権命令を発行し、実行する。これがリングプロテクション呼ばれる安全機構だ。しかし、複数のOSを、あたかもアプリケーションのように動作させる仮想化ソフトウェア上では、ゲストのOSが特権命令を実行してしまうと、同様に厄介なことになる。そこで、仮想化ソフトではゲストOS自体を書き換えたり、ゲストOSの特権命令の発行を監視し、自身が命令を代行したりすることで、仮想化を実現している。ただし、これにはOS書き換えの手間や、監視のためのオーバーヘッドというデメリットがつきまとう。これを解決するため、CPUにより高い新たな動作モードを設けるというアイデアが登場する。この発想が、インテルVTやAMD-VといったCPUの仮想化支援機構の一部として実装されるようになっている。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

リングプロテクションの関連キーワードコレクティブセキュリティー情報セキュリティーマネージメントシステムセキュリティーシステムホームセキュリティシステム

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone