日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
リーベルマン(Evsey Grigor'evich Liberman)
りーべるまん
Евсей Григорьевич Либерман/Evsey Grigor'evich Liberman
(1897―1983)
ソ連の経済学者。ウクライナに生まれる。1920年にキエフ(キーウ)大学、1933年にハリコフ(ハルキウ)技術経済大学を卒業。経済実務についたあと、1947年にハリコフ技術経済大学教授となり、1963年以降はハリコフ国立大学教授。この間、1957年に経済学博士。1962年9月9日号の『プラウダ』に、当時の首相フルシチョフの同意を得て発表した論文「計画・利潤・報賞金」で利潤導入方式を提案し、いわゆる「利潤論争」の口火を切ったことで知られる。
[佐藤経明]