旺文社世界史事典 三訂版 「ルイ=フィリップ」の解説
ルイ=フィリップ
Louis Philippe
フランス王(在位1830〜48)
オルレアン家の出身。フランス革命後亡命し,王政復古で帰国,このころ自由主義派に接近。1830年七月革命の勃発後,金融ブルジョワ自由主義者の支持で「国民王」として即位(七月王政)。市民からの共感を得るのにつとめたが,しだいに上層ブルジョワジーの利害を優先させ,1840年以降腹心のギゾーとともに共和派の諸改革要求に反対し,ついに選挙法改正問題から二月革命が起こり,イギリスに亡命。
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