日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルイス(Alun Lewis)るいすAlun Lewis(1915―1944) イギリスの詩人。ウェールズ南部の炭鉱地に教師の子として生まれ、ウェールズ大学で中世史を学ぶ。第二次世界大戦の勃発(ぼっぱつ)と同時に従軍、陸軍中尉としてインドに派遣され、ビルマ戦線で戦死した。詩集『特別攻撃隊の夜明け』(1943)、『聞け、ラッパの音!』(1945)、短編集『最後の審判』(1942)など、戦争の影の濃い、情熱と哀調に富む作品は早くから高い評価を受けた。書簡を含む遺作集『緑の木陰に』(1948)がある。[上田和夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例