日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルイス(Morris Louis)るいすMorris Louis(1912―1962) アメリカの抽象画家。メリーランド州ボルティモアに生まれ、ボルティモア市立大学などに学ぶ。1936年以後はニューヨークに移住して、連邦美術計画にも参加した。第二次世界大戦後、メリーランドのシルバー・スプリングで作品を発表。53年にワシントンDCで最初の個展。57年以降はニューヨークで作品を発表し続け、62年にワシントンDCで没するまで、ヨーロッパ各地でも個展を開いた。その絵画は、余白を利用した画面に鮮やかな帯状の色彩を並置して、色面の対比による華やかな効果を生み出すところに特徴がある。[石崎浩一郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例