ルイス カレロ・ブランコ(英語表記)Luis Carrero Blanco

20世紀西洋人名事典 の解説

ルイス カレロ・ブランコ
Luis Carrero Blanco


1903 - 1973
スペインの海軍提督,政治家。
元・スペイン首相
1940年ファランヘ党幹部として政治の道を歩み出す。’43年国会副議長、副首相を経て、’66年提督の座に就く。’73年6月フランコ総統の首相兼任の廃止と共に、首相に任命され、王政復権のための独裁体制の緩和が始まった。忠実なるフランコ信奉者として知られ、体制緩和に伴う軍の不満を抑えるため起用されるが、反体制の立場をとる人々は彼をフランコの後継者とみていた。就任後半年でマドリード路上で、バスク民族運動の過激派ETAのテロで爆殺される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android