ルクセンブルク(ローザ)(英語表記)Rosa Luxemburg

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ルクセンブルク(ローザ)
Rosa Luxemburg

1871~1919

ポーランド生まれのドイツの女性革命家,経済学者。修正主義論争で認められ,ドイツ社会民主党左派およびポーランド革命運動の理論的指導者として活躍する一方,『資本蓄積論』(1913年)などの経済理論書を著した。第一次世界大戦中はスパルタクス団組織獄中から反戦・革命運動を指導。戦後ドイツ共産党を創立したが,1919年1月蜂起の際,右翼将校に虐殺された。

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旺文社世界史事典 三訂版 の解説

ルクセンブルク(ローザ)
Rosa Luxemburg

1871〜1919
ポーランド生まれのドイツの女性革命家
1889〜96年チューリヒに亡命,98年ベルリンに移りドイツ社会民主党左派の指導者として,ベルンシュタイン・カウツキーらの修正主義を批判レーニンとも組織論運動論で論争した。第一次世界大戦には激しく反戦論を主張し,独立社会民主党に移ってカール=リープクネヒトらとともに1916年スパルタクス団を組織。ドイツ革命が始まると,革命運動の徹底をはかって1918年ドイツ共産党を結成したが,右翼将校によって虐殺された。『社会改良か革命か』(1900),著書『資本蓄積論』(1913)。

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