ルチェーラ(英語表記)Lucera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルチェーラ」の意味・わかりやすい解説

ルチェーラ
Lucera

イタリア南部,プーリア州フォッジャ県,フォッジャ西北西約 20kmの町。前 314年ローマに征服され,植民都市となる。 663年破壊されたが,神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世が再建,サラセン人の植民地として城を築いた。しかし,14世紀の初めサラセン人は殺害されるかキリスト教強制改宗させられた。ローマ時代の要塞,14世紀の大聖堂,17~18世紀の宮殿などが残る。その他,毛織物製粉,オリーブ精油,家具製造が行われる。人口3万 5134 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android