20世紀西洋人名事典 「ルネ ギヨ」の解説
ルネ ギヨ
René Guillot
1900 - 1969
フランスの児童文学作家。
サントンジュ(西フランス)生まれ。
西アフリカのダカールへ数学教師として赴く。第二次世界大戦に志願兵として参加し終戦でアフリカへ戻り、小説を書き始める。西、中央アフリカを探検旅行し、それを題材に作品を書き冒険小説大賞、植民地文学大賞受賞。’48年児童文学では処女作になる、「野獣たちの国で」を発表。’50年フランスへ帰り、アフリカのジャングルをテーマにした「象の王子・サマ」(’50年)や、シベリアの動物を主人公にした「グリューシュカと熊」(’58年)等人間を悪、動物を善にたとえ文明を批判した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報