ルネ コロ(英語表記)René Kollo

現代外国人名録2016 「ルネ コロ」の解説

ルネ コロ
René Kollo

職業・肩書
テノール歌手

国籍
ドイツ

生年月日
1937年11月20日

出生地
ベルリン

経歴
祖父、父ともにオペレッタの作曲家という音楽一家に生まれる。初めはオペレッタやミュージカルを歌っていたが、1958年から7年間エルザ・ワレーナに師事。’65年ブラウンシュヴァイク国立劇場でデビュー。’67年ライン・ドイツ・オペラと契約。’69年バイロイト音楽祭にデビュー。以来、同音楽祭の常連ワーグナー歌手としての定評を得た。’70年ベネチアのフェニーチェ劇場で大成功を収める。’71年からウィーン国立オペラにも定期的に客演。’76年メトロポリタン・オペラにデビュー。以来、ヘルデン・テノールとして、イタリア、ドイツ、米国をはじめ、世界の主要な劇場、音楽祭で活躍。「ローエングリン」「パルジファル」「トリスタンイゾルデ」「ニーベルングの指環」など若々しい英雄役を得意とした。’87年ベルリン・ドイツ・オペラ(DOB)公演で初来日。以来、度々来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ルネ コロ」の解説

ルネ コロ
René Kollo


1937.11.20 -
テノール歌手。
ベルリン(ドイツ)生まれ。
本名コロドツィーイスキー。
叔父・父がオペレッタの作曲家で、彼もはじめは軽音楽の歌手として出発したが、ベルリンでエルザ・ヴァレーナに師事してからオペラ歌手となる。1971年バイロイト音楽祭の「ローエングリーン」で大成功を収め、’76年開場100年記念の「ニーベルンゲン指輪」ではジークフリートを歌った。そのほか各地の一流歌劇場で活躍した。ワーグナーのほかR.シュトラウスなどにもレパートリーを持ち、またオペレッタの歌手としても活動を続け、ドイツでは幅広い人気がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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