ルフトハンザ航空(読み)ルフトハンザこうくう(英語表記)Lufthansa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルフトハンザ航空」の意味・わかりやすい解説

ルフトハンザ航空
ルフトハンザこうくう
Lufthansa

ドイツ最大手の航空会社。正式名称 Deutsche Lufthansa AG。1926年ドイッチェ・アエロ・ロイト(1923設立)とユンカース・ルフトフェルケール(1924設立)の合併ならびに政府の一部出資によって設立,極東地域への航空路と南北大西洋線の開拓業績を残した。第2次世界大戦後はドイツの敗戦で解散したが,1953年ドイツ連邦共和国(西ドイツ)企業ルフタークとして再発足,1954年ルフトハンザと改称した。当時は政府の出資による国営企業だったが,今日では完全に民営化されている。1960年からジェット旅客機を導入,フランクフルト空港を本拠として,国内線とヨーロッパ諸都市を中心に,日本を含む世界 200以上の都市に乗り入れている。また団体チャーター便や貨物専門の航空会社,ホテル持株会社,旅行保険,機内食事業などの子会社傘下にある。2005年スイス国際航空(→スイス航空)を合併。2011年初の時点で保有機はおよそ 270機。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android