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ルベルディ Reverdy, Pierre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルベルディ
Reverdy, Pierre

[生]1889.9.13. オード,ナルボンヌ
[没]1960.6.21. サルト,ソレーム近郊
フランスの詩人。 1910年パリへ出て,アポリネール,ピカソなどキュビスムの画家や詩人たちと交わった。現実の諸要素を分解し,異質なイメージの結合によってさらに奥深い詩的現実を表現する詩論によりシュルレアリストたちに啓示を与えた。 16年,雑誌『南北』 Nord-Sudを創刊。『散文詩』 Poèmes en prose (1915) ,『楕円の天窓』 La Lucarne ovale (16) ,『天の漂流物』 Les Épaves du ciel (24) ,詩および人生に関する断想を集めた『馬の毛の手袋』 Le Gant de crin (27) がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルベルディ
るべるでぃ
Pierre Reverdy
(1889―1960)

フランスの詩人。南仏ナルボンヌに生まれる。トゥールーズで学んだのち、パリに出る。モンマルトルに住み、アポリネール、ジャコブ、ピカソらと交わり、文学上のキュビスム(立体派)の代表者の1人と目される。第一次世界大戦中の1917年に雑誌『北‐南』を創刊し、戦後の前衛的文学運動の先駆をなす。とくに詩集『空の漂流物』(1924)に収められた初期作品は、ダダやシュルレアリスムの詩人たちに高く評価される。25年以後隠棲(いんせい)し、孤独で宗教的な文学生活を送りつつ、『風の泉』(1929)など多くの詩集を発表。また『毛皮の手袋』(1927)、『私の航海日誌』(1948)などの自伝的・詩論的エッセイによって、現代フランスの詩に影響を及ぼす。象徴主義を超えようとする前衛詩人でありながら、同時に古典主義的傾向をも保持した。[巖谷國士]
『窪田般彌訳『ピエール・ルヴェルディ』(『フランス現代詩29人集』所収・1984・思潮社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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