日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルンゲ(Georg Lunge)るんげGeorg Lunge(1839―1923) ドイツの工業化学者。ブレスラウ大学で化学を専攻し、ついでハイデルベルクでブンゼンとキルヒホッフに学ぶ。1860年から工業界に入り、1875年にチューリヒのスイス連邦工業大学の工業化学の教授に迎えられ、ついでスイスの市民権を得た。無機化学工業に科学的な研究と管理を導入し、その成果を技術の経済的な課題へと適用したため、その膨大な著作は工業界からたいへんに歓迎され、彼のハンドブックは何十年にもわたって化学工業の標準的なテキストとなった。[加藤邦興][参照項目] | キルヒホッフ | ブンゼン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例