ルーミス(英語表記)Loomis, Charles Price

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルーミス」の意味・わかりやすい解説

ルーミス
Loomis, Charles Price

[生]1905.10.26. コロラドブルームフィールド
[没]1995.7.6.
アメリカ農村社会学者。 1933年ハーバード大学で博士号を取得,44年以後ミシガン州立大学教授,人類学および社会学部部長。ゲマインシャフトゲゼルシャフト概念を用いて農村社会の研究を行い,従来の実証的調査にかたよっていた農村研究の改革をはかろうとした。 J.ビーグルとの共著『農村社会体系』 The Rural Social Systems (1950) では,家族およびインフォーマル・グループ,地域集団,社会階層,宗教集団,教育集団,政治集団,職業集団,農村サービス機関などをそれぞれ社会体系として扱おうとしている。その他著書『農村社会学』 Rural Sociology (53,ビーグルと共著) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ルーミス」の解説

ルーミス Loomis, Henry

1839-1920 アメリカの宣教師
1839年3月4日生まれ。明治5年(1872)来日。7年J.C.ヘボンと横浜第一長老公会(現指路教会)を設立し初代牧師となる。14年アメリカ聖書協会横浜支配人として再来日,伝道のかたわら賛美歌の翻訳にあたる。昆虫の研究で知られ,蝶のルーミスシジミ発見,また日本産柿の苗をアメリカに移植した。大正9年8月27日軽井沢で死去。81歳。ニューヨーク州出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android