コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ル・ピュイ Le Puy

世界大百科事典 第2版の解説

ル・ピュイ【Le Puy】

フランス中南部,オート・ロアール県の都市。人口2万4064(1982)。ロアール川支流ボルヌBorne川に沿う。火山性盆地内に浸食に耐えた岩山がいくつか残り,おのおのの頂を教会堂聖母像が占めて独特の景観を呈する。ノートル・ダム大聖堂は市心の丘の上の旧ローマ神殿跡に位置し,11~12世紀にロマネスク様式で再建されたもの。大革命時に焼失した〈黒い聖母〉像は,中世を通じて外国からも巡礼をひきつけ,ル・ピュイは,サンチアゴ・デ・コンポステラへの重要な宿駅として栄えた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のル・ピュイの言及

【オーベルニュ】より

…ロマネスクの特徴である柱頭彫刻もみごとに保存されており,ブルゴーニュやポアトゥーのロマネスクと並んで,中世美術の宝庫である。オーベルニュの南東の隅にあるル・ピュイのノートル・ダム大聖堂は,岩山の上に特異な姿を示す,12世紀に建立されたロマネスクの教会堂だが,東方ビザンティン様式の影響を受けており,オーベルニュ独自のロマネスクとはいえない。しかし,この大聖堂はフランスでのマリア信仰の中心地として多くの信者を集め,また,中世における指折りの巡礼地であったスペインのサンチアゴ・デ・コンポステラに至る重要な道筋のひとつとして,巡礼が列をなしたという。…

※「ル・ピュイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ル・ピュイの関連キーワードサンティアゴサンチアゴ・デ・コンポステラ神の平和・神の休戦運動ノートル・ダム大聖堂クレルモン公会議聖堂参事会運動モアサックル・ピュイバレス十字軍ベイユ

今日のキーワード

隗より始めよ

《中国の戦国時代、郭隗(かくかい)が燕(えん)の昭王に賢者の求め方を問われて、賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まってくる、と答えたという「戦国策」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android