レイリーの干渉計(読み)レイリーのかんしょうけい(英語表記)Rayleigh's interferometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイリーの干渉計」の意味・わかりやすい解説

レイリーの干渉計
レイリーのかんしょうけい
Rayleigh's interferometer

J.レイリーが考案したもので,干渉を利用して気体液体屈折率などを測定する干渉屈折計の1つ。単色点光源からの光をレンズ平行にし,試料セル,参照セルを並べ,その平行光線を通し,それぞれのセルのうしろに置かれたスリットから出た2光線束望遠鏡に入射させて結像,干渉させると,2光線束の光路差に応じて干渉縞ができる。試料セルに屈折率をはかろうとする気体または液体を入れたときの干渉縞の変化から屈折率を求めることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android