レシェク バルツェロヴィッチ(英語表記)Leszek Balcerowicz

現代外国人名録2016 の解説

レシェク バルツェロヴィッチ
Leszek Balcerowicz

職業・肩書
政治家,経済学者 ワルシャワ経済大学教授 元ポーランド副首相・財務相,元ポーランド国立銀行総裁

国籍
ポーランド

生年月日
1947年1月19日

学歴
ワルシャワ統計計画大学外国貿易学科卒

学位
経済学博士

経歴
ニューヨークのセント・ジョーンズ大学に留学後、経済発展研究所へ。1980年「若い経済学者による経済改革」グループ代表となり、政府の経済改革を批判、「ポーランド産業の構造改革と市場化促進」という急進的な改革プログラムを提出し、当局からにらまれた。’81年統一労働者党(共産党)を離党し、自主管理労組「連帯」の顧問など歴任。戒厳令以降大学に戻り研究を続行。民主改革後、’89年9月マゾビエツキ首相のもと経済担当副首相兼財務相に就任。’90年から“バルツェロヴィッチ・プラン”と呼ばれる急進的な経済改革を作成・実施した。同年12月ワレサ新大統領のもとでも副首相兼財務相に留任するが、’91年の総選挙後辞任。’94年旧連帯の知識人らが中心となって結成した中道政党・自由同盟(UW)党首に就任。2000年退任。2001〜2007年1月ポーランド国立銀行総裁を務めた。ワルシャワ経済大学教授を務め、ノーベル賞候補に何度名前が挙がっている。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android