レスポンデント条件づけ法(読み)れすぽんでんとじょうけんづけほう

世界大百科事典(旧版)内のレスポンデント条件づけ法の言及

【行動変容】より

…行動変容(または行動修正)と行動療法とは同義的または互換的に使用され,いまだ明確な統一見解はない。そのいずれの用語をとるかは,行動療法の基礎理論としてレスポンデント条件づけ法を重視するかオペラント条件づけ法(条件づけ)を重視するか,変容の対象行動が神経症以上の不適応行動か一般的人間行動か,臨床心理学的実践を先発の医学との関係でどうとらえるか,あるいは基礎理論が学習理論だけかそれに限らず実験心理学から広義の行動科学のものまで広げるかなどの違いによることが多く,しかもそれらが錯綜して無自覚的に使用されている。ここでは行動変容は行動療法よりも広義に解すべきものとする。…

【条件づけ】より

…学習の最も基本的で典型的な型,およびそれを形成する手続・過程。個体にとって意味のない刺激に対し反応を除去していく消極的過程の慣れに対し,大部分の学習は新しい反応を獲得する積極的過程で,積極的学習positive learningという。また,この型の学習では2種の刺激の組合せ(連合)が重要であり,連合学習associative learningという。この学習のモデルとして,I.P.パブロフの条件反射を原型とする古典的条件づけと,E.L.ソーンダイクの道具的条件づけがある。…

※「レスポンデント条件づけ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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