レツェル(読み)Letzel,Jan

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「レツェル」の解説

レツェル Letzel, Jan

1880-1925 チェコ建築家
1880年4月9日生まれ。明治40年(1907)ラランドの建築事務所に就職するため来日する。42年独立。作品に「原爆ドーム」の名で知られる広島県物産陳列館,上智大本館,聖心女学院,上野精養軒などがある。大正5年帰国。1925年12月26日死去。45歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「レツェル」の解説

レツェル

没年:1925(1925)
生年:1880
明治期に来日した建築家。旧チェコスロバキア東北部ナホト生まれ。明治40(1907)年に来日,横浜のラランドの事務所に入所,のち独立して設計活動に従事。大正5(1916)年に帰国。数ある作品の中の,広島県物産陳列館(1915)は現在「原爆ドーム」の名で知られている。

(大川三雄)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android