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レトロ・デザイン れとろでざいんretro design

知恵蔵の解説

レトロ・デザイン

レトロは、懐古復古の意味。とくに最近では、昭和30年代前後の製品デザインを指す。当時のデザインのテーマは、モノとしての存在感。欠乏の時代を経て、工業化が定着、家庭電化製品をはじめとする生活の道具が揃い始めた時代である。近年、「昭和の暮らし」をテーマとする多様な施設が、人気を博している。郷愁から一歩進んで、生産の効率やコストなどの理由から捨て去られたモノたちを、再認識する動きも出てきた。「昭和のくらし博物館」(東京都大田区/館長:小泉和子)は、館長の自宅(終戦直後の木造2階建て)をそのまま博物館にしたもの。年間2000人の来館者があるという。展示された道具はすべて使用可能。足踏みミシンや家電製品、スペースを有効利用する家具など、若者たちに新鮮な印象を与える。こうした購買層をターゲットに、レトロ調デザイン製品が相次いで発売されている。

(武正秀治 多摩美術大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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