レーウフォンテーン岩(読み)レーウフォンテーンがん(英語表記)leeuwfonteinite

岩石学辞典 「レーウフォンテーン岩」の解説

レーウフォンテーン岩

アルカリ閃長岩で,バーケヴィ閃石を含み,多量のアノーソクレイスが含まれるのが特徴で,その核には中性斜長石がある.有色鉱物にはバーケヴィ閃石,少量の黒雲母オージャイトが含まれる.斑状の岩石も産出する[Molengraaf : 1903, Brouwer : 1917].かつてシャンドによってハゼレー岩(hatherlite)と呼ばれた岩石である[Shand : 1921].バーケヴィ閃石ラルヴィカイト─オーケル岩(akerite)に相当する.南アフリカ,ブシュヴェルド地方のレーウフォンテーン(Leeuwfontein)に産出する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android