レーマン(John Frederick Lehmann)(読み)れーまん(英語表記)John Frederick Lehmann

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

レーマン(John Frederick Lehmann)
れーまん
John Frederick Lehmann
(1907―1987)

イギリス詩人批評家。ケンブリッジ大学卒業。1930年代のイギリス詩壇で新声をあげたオーデンらとともに、詩選『新署名』(1932)によって世に出たのち、新しい文学の批評、紹介に活躍した。『ニュー・ライティング』(1936~39)や『ロンドン雑誌』(1954~61)の編集にも携わった。自伝『ささやき回廊』(1955)、『わたしは自分の兄弟』(1960)は第二次世界大戦前後の文学状況をよく伝えている。

戸田 基]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android