ロイペン,W.(読み)ろいぺん

世界大百科事典(旧版)内のロイペン,W.の言及

【法現象学】より

…アムズレクP.Amselekは《現象学的方法と法理論》(1964)で純粋法学を現象学の形相的還元の方法に近いものとしつつも,この方法に拠る法の現象学と超越的還元の方法に拠る法理論の現象学との区別の必要を論じたが,その超越的還元はフッサールのとは違い,法現象に対する法律家の実践態度の記述にすぎない。戦後フッサール現象学の研究は著しく進み,とくに中・後期の思想が注目され,間主観的世界の現象学や実存現象が展開され,その多方面にわたる現代的展開の流れの上にロイペンW.Luijpenの《自然法の現象学》(1967)や,シュッツA.SchützやT.パーソンズの機能主義・構造主義を批判的に継承したルーマンN.Luhmannの《法社会学》(1972)がある。また過去の法現象学の批判的再検討としてゴヤール・ファーブルS.Goyard‐Fabreの《法現象学批判論》(1972)がある。…

※「ロイペン,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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