ログン・ダム(読み)ろぐんだむ

世界大百科事典(旧版)内のログン・ダムの言及

【ダム】より

…河川,渓谷,凹地などを横断して,貯水,取水,水位の上昇,あるいは貯砂のためにつくる構造物。世界ダム台帳にのせられる大ダムは,高さ15mを超えるダムと,高さが10~15mで天端の長さが500m以上のもの,ダムによる貯水池の容量が100万m3以上のもの,ダムで処理される最大洪水量が2000m3/sを超えるもの,基礎に特別な困難をもったもの,特別な設計を行ったもののすべてである。
【ダムの歴史】
 エジプトやアラビア半島には石積みダムの遺跡がいくつか残っているが,前2900年ころにエジプトの王メネスが,メンフィスに導水するため20km離れたナイル川のコシェイシュに高さ15m,堤長450mの石積みダムをつくったとされており,これがダムのもっとも古い記録である。…

【ヌレーク・ダム】より

…タジキスタンのバフシ川に建設された高さ300m,堤頂長704m,堤体積5890万m3のロックフィルダム(1980年完成)。世界で初めて300m台の高さに達したダムで,このダムでの研究を踏まえて工事を開始したログン・ダム(タジキスタン,高さ325m)が完成するまで世界最高。貯水池は総貯水量105億m3,利用水深53mで,最大出力270万kWの発電や,灌漑,舟航に利用される。…

※「ログン・ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android