ロシュフォール(フランス)(読み)ろしゅふぉーる(英語表記)Rochefort

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ロシュフォール(フランス)
ろしゅふぉーる
Rochefort

フランス西部、シャラント・マリティーム県の都市。人口2万5797(1999)。シャラント川右岸、河口から十数キロメートル上流にある。旧海軍基地で、現在は商港となっており、航空機産業が発達している。この港が軍港として重要視されたのは17世紀後半からで、1666年政治家コルベールによって開かれ、軍事技術家ボーバンにより要塞(ようさい)化された。1815年、ナポレオンはここからセント・ヘレナ島に流された。市立美術館、海軍士官出身の小説家ピエール・ロチの「生還の家」などがある。

[高橋伸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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