日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ロッジ(Thomas Lodge)ろっじThomas Lodge(1558?―1625) イギリスの詩人、散文作家、劇作家。ロンドン市長を父とする、「大学才人派」の1人。冒険家としてカナリア諸島や南アメリカに航海し、晩年には医者になった。シェークスピア『お気に召すまま』の種本になった伝奇物語『ロザリンド』(1590)の著者として知られる。ほかにソネット集『フィリス』(1593)などがあり、叙情性と技巧的な美文体が特色。[上野美子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例