ロディオン シチェドリン(英語表記)Rodion Shchedrin

現代外国人名録2016 の解説

ロディオン シチェドリン
Rodion Shchedrin

職業・肩書
作曲家,ピアニスト

国籍
ロシア

生年月日
1932年12月16日

出生地
ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)

本名
Shchedrin,Rodion Konstantinovich

学歴
モスクワ音楽院〔1955年〕卒

受賞
レーニン賞,ソ連国家賞,ロシア国家賞,ロシア作曲家連盟賞,ショスタコーヴィチ賞

経歴
コロフ校でA.スヴェシニコフに、モスクワ音楽院でシャポーリンとフリエールに師事。1954年「第1協奏曲」により、ピアニスト及び作曲家として認められる。その後「第1交響曲」(’56年)、バレエ曲「せむしの仔馬」(’58年)、「室内組曲」(’65年)を発表。作風はロシアのフォークロアの要素と現代音楽の新しい手法を結びつけたもの。’65〜69年モスクワ音楽院で教鞭を執る。’73〜90年ソ連作曲家同盟議長。’65年以降の作品には前衛的、モダン・ジャズ的手法が見られる。ほかに交響曲「ポエトリア」(’68年)、バレエ曲「カルメン組曲」(’67年)、「アンナ・カレーニナ」(’72年)、「かもめ」「子犬を連れた貴婦人」、ピアノ曲「24の前奏曲フーガ」、ミュージカル「12カ月のニーナ」などがある。1958年名バレリーナマイヤプリセツカヤ結婚。2000年に国際マイヤ・プリセツカヤ&ロディオン・シチェドリン財団を設立

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ロディオン シチェドリン
Rodion Konstantinovich Shchedrin


1932.12.16 -
ソ連の作曲家,ピアノ奏者。
モスクワ生まれ。
モスクワ音楽院でシャポーリン、フリエールに学ぶ。1955年同音楽院卒業作品のピアノ協奏曲自作自演でデビュー。民族性に根ざした無調的なイディオムを確立し、古典的な対位法の手法をより自由な書法で現代的な表現にまでに発展させた。作品にはショスタコヴィチの同名の作品と並んで称される「24の前奏曲とフーガ」(’64年、’71年)、またバレリーナである妻マヤ・プリセツカヤの協力のもとに生まれ,内外名声を高めたバレー「せむしの仔馬」(’60年初演)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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