ロバート ウィルソン(英語表記)Robert M. Wilson

現代外国人名録2016 「ロバート ウィルソン」の解説

ロバート ウィルソン
Robert M. Wilson

職業・肩書
演出家,前衛芸術家

国籍
米国

生年月日
1941年10月4日

出生地
テキサス州ウェイコー

学歴
テキサス大学オースティン校〔1962年〕中退,プラット・インスティテュート・インテリアデザイン科〔1966年〕卒

資格
米国芸術文学アカデミー会員

勲章褒章
フランス芸術文化勲章コマンドール章

受賞
ロックフェラー財団フェローシップ賞〔1975年〕,サンセバスチャン・フィルム・ビデオ・フェスティバル第1位〔1984年〕,ドイツ演劇評論家賞ベスト・プロダクション・オブ・ザ・イヤー〔1990年〕,ベネチア・ビエンナーレ国際賞(第45回)〔1993年〕,ドロシー&リリアン・ギッシュ生涯業績賞〔1996年〕,タデウシュ・カントル賞〔1997年〕,プーシキン賞〔1999年〕,ナショナル・デザイン・アワード〔2001年〕,トーマス・ジェファーソン建築賞〔2002年〕,ゲーテ賞(ドイツ)〔2014年〕

経歴
幼少時から言語障害に苦しむが、17歳の時ダンス教師バード・ホフマン女史に出会い、その指導により障害を克服。1962年大学を中退してニューヨークに出、インテリア・デザインを学ぶ。’67年ニューヨークでパフォーマーとしてデビュー。’68年アーティスト集団のバード・ホフマン・スクール・オブ・バーズを結成、’69年にバード・ホフマン財団に改組、以降ウィルソンの演劇活動のプロデュース母体となる。’60年代から’70年代初期アマチュアの俳優を多数集め演劇作品を上演、’70年に「聾者の視線(まなざし)」で注目を集める。以来、絵画、彫刻、演劇、舞踊オペラなど複数の芸術様式を融合して、独自の創造的な世界を作り上げ、“イメージの生産機械”と呼ばれる。米国前衛芸術界の異端児。他の代表作に「カ・マウンテン…」(’72年)、「ヴィクトリア女王への手紙」(’74年)、「浜辺アインシュタイン」(’76年)、「南北戦争―木は切り倒して測るのが一番」(’84年)、「われらがはっきり目覚める時」(’91年)、「モンスター・オブ・グレース」(’98年)など。2005年愛知万博で毎晩開かれる野外イベント「こいの池のイブニング」の演出を担当。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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