ロバート・ハンス ファン・ヒューリック(英語表記)Robert Hans Van Gulik

20世紀西洋人名事典 の解説

ロバート・ハンス ファン・ヒューリック
Robert Hans Van Gulik


1910.8.9 - 1967.9.24
オランダ外交官,東洋学者。
元・駐日オランダ大使。
ズトフェン(アルンヘム北東)生まれ。
中国名高羅佩。
ライデン、ユトレヒト大学で学び、1935年「馬頭明王古今諸説源流考」で文学博士となる。同年から’41年まで駐日大使館書記官を務め、第二次世界大戦中は中国に赴任戦後は’47〜48年駐米大使館参事、’48〜51年駐日大使館参事官を経て、’65〜67年には駐日大使兼駐大韓民国大使を務めた。「続日本記」の英訳などで日本文化の海外紹介に努めたほか、中国の琴法を日本に伝え、「琴道」(’39年)などを発表、又「中国古代房内考」など中国古典研究を行うなどオランダ有数の東洋学者としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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