ロンドン(カナダ)(読み)ろんどん(英語表記)London

翻訳|London

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロンドン(カナダ)」の意味・わかりやすい解説

ロンドン(カナダ)
ろんどん
London

カナダ、オンタリオ州南東部の都市。トロントの南西175キロメートル、テムズ川中流沿岸に位置する。人口33万6539、大都市圏人口43万2451(2001)。エリー湖岸に外港ポート・スタンリーをもち、鉄道が集まる交通要地である。また、オンタリオ半島の豊かな農業地域の中心地でもあり、農産物集散地としてのほか、食品加工、紙、織物、電気製品などの軽工業発達する。1826年に建設され、55年より市制が施行された。街路建物、公園などはイギリスロンドンを模している。ウェスタン・オンタリオ大学(1878創立)の所在地でもある。

[山下脩二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ロンドン(カナダ)」の意味・わかりやすい解説

ロンドン(カナダ)【ロンドン】

カナダ,オンタリオ州南部の商工業都市。豊かな農業地域の中心にある交通の要地で,農畜産物の集散地。軽工業も発達。ウェスタン・オンタリオ大学(1878年創立)がある。この地は1792年将来のアッパー・カナダ主都とすべく定められ,1826年植民開始。ロンドンを含むオンタリオ州南部にはエーボン川が流れ,ストラトフォードという町もあり,橋,街路,建物など英国をまねたものが多い。21万9153人(2011)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android