世界大百科事典(旧版)内のロンドン協定(ギリシア解放戦争)の言及
【ギリシア解放戦争】より
…しかし27年にギリシア中央部でカライスカキスの率いる蜂起軍が勝利したころから,ギリシアをめぐる国際情勢も変化しはじめた。27年4月に開かれた国民議会はロシアの外相だったカポディストリアスを大統領に選出,同年7月に結ばれたロンドン協定で,イギリス,フランス,ロシアはそれぞれ自国の利権確保をねらい,オスマン帝国の存続を前提としながらも,ギリシア自治案を採択した。この案はスルタンによって拒否され27年10月のナバリノの海戦となり,トルコ・エジプト艦隊は敗北した。…
※「ロンドン協定(ギリシア解放戦争)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」