ローゼンストック ヨーゼフ(英語表記)Rosenstock Joseph

20世紀日本人名事典 の解説

ローゼンストック ヨーゼフ
Rosenstock Joseph

07の指揮者



国籍
アメリカ

生年
1895年1月27日

没年
1985年10月17日

出生地
クラクフ(ポーランド)

学歴〔年〕
クラクフ音楽院,ウィーン音楽院

経歴
1916年ピアニストとしてデビュー。やがて作曲家フランツ・シュレーカーの下で作曲の勉強を続け、「ピアノとオーケストラのための交響的協奏曲」を発表。のち指揮者に転向し、’18年からウィナーフィルハーモニー合唱団、シュトゥットガルト歌劇場、’22年ダルムシュタット歌劇場、’29年メトロポリタン歌劇場、’30〜33年マンハイム歌劇場の指揮者、音楽監督を歴任、欧米各地でオペラ指揮者として活躍。’33年ベルリンのユダヤ文化協会管弦楽団音楽監督となるが、ナチス迫害を受け’36年辞任、同年来日。NHK交響楽団前身の新交響楽団の常任指揮者となり、演奏レベルの向上に尽力した。’46年から米国に定住し、’48〜56年ニューヨークシティオペラの指揮者・総監督、’58〜61年ケルン歌劇場音楽監督などを務めたが、渡米後もN響名誉指揮者として日本音楽界の発展に貢献した。練習の厳しさは有名で、キビキビした棒さばきは、晩年まで衰えをみせなかった。自伝ローゼンストック回想録―音楽はわが命」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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